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フジテレビと中居氏問題のポイント

2025-1-27 お昼の「大下容子ワイドスクラブル」に出られた、メディア系裁判に詳しい弁護士の男性の話から

そのため「1/27夕方の記者会見前まで判明していることに対する内容」です。

Q.中居さんの問題なのになぜフジテレビが影響を受けているのか?

A.2023年6月に中居氏と女性とのトラブルを把握しながら、

・自社のコンプライアンス室に報告せず、幹部社員だけで情報を共有した点

・その後もレギュラー番組だけでなく特別番組でも中居氏を起用した点

Q.中居さんの問題を明るみにする必要はあるのか?

A.無い。その問題の中身ではなく「問題発生を認識しながら企業として取るべき対応を取らなかった点が問題」だから

Q.スポンサー離れにつながった要因は?

A.コンプライアンスをまともに順守してこなかった、その企業体質に対し、世間が不信感を抱き、それを把握した企業も「フジテレビに問題あり」と判断したからだろう。

Q.フジテレビの責任は大きいか?

A.中居氏と女性との間に「フジテレビ編成局のA氏の関与があった」という週刊誌報道があったものの、フジテレビが「当該社員はいなかった」と主張しました。

「いなかった」と主張しているのは「女性を接待要員とした食事会にそのA氏がいなかっただけのことを言った可能性がある」。

ここで問題なのが「その食事会の前後にA氏が関わっていたのかどうか」

つまり、A氏が会をセッティングしたのか?トラブルが発生した後、会社としてその女性にフォローをしたのか?といったことについて、フジテレビは何も語っていない。

しかし週刊誌では「食事会前後にA氏が関与していた」と報道している。

Q.フジテレビの社風が問われているのですか?

A.今回の件に限らず過去にも「女性を接待要員として使ってもなんら問題のない企業だった」ということになれば、企業としての資質が問われます。

Q.ここにきてフジテレビの日枝相談役(87)の影響を問題視しているのは?ちなみにフジテレビ社長や関西テレビ社長は、日枝氏が社長時代に高視聴率番組を作った人達。

A.一般企業の相談役は「社長、会長を務めた後の退職ポストであり、基本的に取締役といった権限はありません」

しかし、日枝氏にはグループ内企業の取締役権限を持っていますので、取締役会にはおそらく出席していたと思います。となれば、発言権があった可能性があり、先ほどの女性問題が発生した際に「問題視したのか?しなかったのか?」あるいは「他の取締役が発言したくても発言できないような空気を作っていたのか?」など、一定の責任は問われる可能性があります。

ですので「日枝氏は単なる相談役ではありません」です。

2025-1-27の2回目の会見後に判明したこと

・2023年7月、中居氏からフジテレビに「示談が進んでいる」と連絡。

・経営陣に情報が伝わったのは2023年8月。

・コンプライアンス室に報告しなかった理由は「問題を知る者が増えるのは良くないと判断した」

・中居氏の番組を継続したのは、療養中だった女性への影響を考慮し、「打ち切るべきか、継続すべきかを検討」していた。その女性が回復傾向とわかった時点で「打ち切る方向の指示を出した」

・2024年8月にその女性が職を離れるということが判明したので、11月に中居氏本人に番組打ち切りを告知。

・フジテレビの社員Aについて。

女性への聞き取りの際に社員Aへの不満は聴取できたが、会食に関する不満などの情報が無かったので「A氏の関与はない」と判断。現時点でも「フジテレビ社員の会食への関与はないと判断している」

→その後の会見で「2023年5月に中居氏が女性を誘い、中居氏のマンションで複数でバーベキュー」したことが判明。

・退任は会長と社長の2人。相談役の日枝氏について決まっていない。他の幹部については「全員が一度に辞めると事業が回らなくなるので、各自のタイミングで出処進退を判断する」